東アナトリア地方:標高2−3000mと高いところが多いため、冬はマイナス30度にまでなる。 エルズルムはローマ帝国時代にテオドシオポリスという名で築かれた街。 見所:5世紀前半、ビザンチン帝国によって建てられはじめたエルズルム城、アナトリアにおけるセルジューク朝時代最古のミナレット、時計塔Saat Kulesi(Tepsi Minare)、1225年に建設されたÇifte Minareli Medrese(チフテ・ミナーレ神学校))など、みどころは多い。
◆バル Bar バルの踊られる代表的な地域。男性と女性はが一緒に踊ることはなく、別々に踊る。 男性の踊るもの:5人で踊る Başbar(Sarhoşbarı) 、Dikine、Hoşbilezik など。 女性の踊るもの:メロディーにあわせた歌(民謡)を歌いながら踊る。 Aşşahdan gelirem yüküm eriktir、Çiftbeyaz güvercinなど。
踊りについて
◆男性用:ダヴル Davul / ズルナ Zurna ◆女性用:グラナタ Gıranata(Gırnata sol klarnet:クラリネットの一種) / デフ・ジル Def-zil
楽器について
◆ 女性の衣服についていえば、エルズルムの全ての地域で同じ種類の衣服が着用されていたとはいえず、都会と地方でも大きな差がある土地柄である。南部と北部でも大きな差があり、類似性はない。生活習慣などについても同じなので、「エルズルムの服」という場合は大抵中央部(都市)の服を指す。 最も好まれて着られているのは「Kadama」と呼ばれる、前が後ろより短いビンダッル Bindallı。ビンダッルはエンタリ Entari(オスマン帝国の宮廷で使われていた長いローブ)の一種。 この地方で採れるオルトゥ・タシュOltu taşıという黒玉(化石化した木。宝石の一種)の指輪を身に着けることもある。
◆ 男性は昔はフェズ Fes(いわゆるトルコ帽)とサルク Salık(ターバン)を着けていたが、今はほとんどつけない。立襟の白いGömlek(シャツ)、Yelek(ベスト)とZığva(ズボン:後ろにGalleと呼ばれるたっぷりした布パーツが付く)を身に着け、Kuşak(腹帯)をする。 長い銀のチェーンを飾り、Pazubent(腕輪:祈りや詩の書かれた呪術的なもの)をする。
◆ 男女ともにMendil(ハンカチ)は必須で、男性の場合は列の先頭と最後、若い女性の場合は全員が持つ。このMendilの扱いは踊りごとに異なり、技術が必要とされる。
衣装について