エーゲ海地方:県都イズミルはイスタンブル、アンカラに次ぐトルコ第三の都市。紀元前からギリシア人に「スミルナ」と名付けられ発展してきた。第一次大戦後にギリシャに割譲されたが、独立戦争時に取り戻され共和国に編入された。ナザル・ボンジュNazar Boncuğı(青い目玉のガラス製魔除け)発祥の地。
見所:イズミルは「エーゲ海の真珠」と称えられた港町で、ペルガモン王国のアクロポリス遺跡(ベルガマ)やエフェソスのローマ時代の歴史的建造物(世界文化遺産)など見所があり、聖母マリアが晩年を過ごしたとされる礼拝堂などキリスト教系の遺跡も多いため、観光客だけでなく巡礼に訪れる人も多い。
絹産業も盛んであったことから、スカーフの縁飾りである縫い針で作るイーネオヤが発展した地域でもある(オデミシュ Ödemiş、ティレ Tire などが中心)。
12〜3月にかけては元々遊牧民Yörük族の遊びであったDeve Güreşleri(ラクダのレスリング)が行われる。