元々シリフケ(メルシン)及び地中海沿岸地方の踊り。 インパクトがあり、盛り上がるので現在は各地で踊られる。
アーシュクとマーシュク(アシュクとマシュクと言うことも)という男女の人物(または「愛する者」と「愛される者」という原題どおり、特に名前は決まっていない場合も)が出てくる踊りで、ちょっと変わり種。
男性が女性に求愛を繰り返し、断られたり、ちょっと近寄ったり、それを繰り返して最後にはくっついてキスしてめでたしめでたし、というコミカルなストーリー。お腹を合わせてのキスは微妙にリアルで、ここが腕の見せ所???
衣装は服を脱ぎかける感じで腕を上げ、本物の顔を服でかくして帽子とし、露出した腹部分に顔が書いてある服を着用して踊る。ぶら下がっている手はダミー。 割と動きが激しい踊りで、中の人はかなり辛い様子。 絵の描いてある服を着ているとはいえ、お腹を見せるという踊りの性質上、踊るのは男性のみ。女性役も男性が行う。いわゆる「ベリーダンス」とは違いますが、ある意味本当の「腹踊り」。